こんにちは。もやしきのこです。
剣盾S21お疲れ様でした。
今回も使用した構築をまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【PTコンセプト】
火力で脳汁ドーバー海峡にしたかったので、眼鏡カイオーガを軸にした構築を作りました。
初めにトップメタであるザシアンに対して強いポケモンを探した結果、ヌケニンが思いついたので採用しました。
このカイオーガヌケニンの並びが非常に強く、ヌケニンがカイオーガで苦手なザシアンや電気タイプへの引き先になるのはもちろん、ヌケニンの苦手なステロ撒き要因やほのおタイプはカイオーガでぶち抜くことができます。
また、ヌケニンにとって天敵である砂嵐や霰もカイオーガの雨降らしで上書きすることができる点も補完が取れていて優秀でした。
次にオーガ軸と言えばサンダーナットのイメージだったのでとりあえず採用。これらもかなり使用感が良く、特にサンダーはオーガヌケニンで対応しきれないウーラオスゴリランダーに強いため、多くの構築にオーガサンダーヌケニンで対応できるようになりました。
残りに2枠については、黒バドレックス軸に強いポケモンとしてスカーフサザンドラ、サンダーガモスムゲンダイナに強いガラルヤドキングを採用して潜っていました。
【個体紹介】
1.カイオーガ
持ち物 こだわり眼鏡
特性 雨降らし
性格 控えめ
努力値 B116 C244 S148
実数値 175-×-125-221-160-129
技構成 波乗り/潮吹き/雷/冷凍ビーム
調整意図
HB…特化ザシアンのじゃれつく最高乱数切り耐え
性格補正なし悪ウーラオスの鉢巻き暗黒強打最高乱数切り耐え
C…なるべく高く
S…準速ウオノラゴン抜き抜き
構築の軸。
火力が阿呆なので傘ハピナス以外ほぼ全てのポケモンはこいつを後出しから処理することができません。自慢のカイオーガ受けとして採用されているであろうナットレイもトリトドンもエレザードもウオノラゴンも全てこいつで吹き飛ばしました。でも傘ハピだけは本当に無理です。
火力だけではなく耐久も高いおかげで対面性能が高いのが魅力ですが、逆に言えばこのポケモンの体力管理次第で試合が大きく左右します。そう言う面では使っていてかなり難しいポケモンでしたし、ただ初手から火力ぶっぱすれば良いだけのポケモンではなかったなと反省する面もあります。
メインウェポンについては、波乗りと根源の波動とで選択です。しかし、このポケモンは全ての試合で必ず選出することを考えた結果、命中不安は下ブレ要素になるため波乗りで採用しました。正直火力不足だと感じる場面はあまり無かったです。
全試合選出し、全試合初手投げ安定の個人的tier1です。
体感選出率1位
2.ヌケニン
持ち物 厚底ブーツ
特性 不思議な守り
性格 寂しがり
努力値 AS252
実数値 1-156-45-50-50-92
技構成 ポルターガイスト/鬼火/日本晴れ/守る
調整意図
B…個体値ゼロ。ダウンロード調整。
カイオーガの相棒その1。
禁伝では使用率トップのザシアンに対してめっぽう強い枠として採用しました。
他にもウオノラゴンやジガルデ、拘り持ちのポケモンに対しても強く、役割対象は思っていた以上に広いです。
特に拘り持ちのポケモンはこの環境ではかなり採用の優先度が高く、こちらのカイオーガをスカーフカイオーガだと思い込んで上から処理してこようとしてくる相手のスカーフポケモンを軒並み受けることができます。
ウェポンについては、守ると鬼火だけは確定として残りはかなり選択肢が広いと考えています。
まず、ポルターガイストについてはかなり火力の出る技になりますが、命中不安とPPの少なさ、そして持ち物なしには火力が出ないという面でかなり不安要素があります。シャドーボールや祟り目も同じくらいの優先度だと感じます。
影打ちについては今回は採用していません。序盤のレート帯では影打ちで上から縛って勝つ試合も数多くありましたが、順位が上がるにつれて通用しなくなったため採用する価値がないと判断しました。
日本晴れについては、環境に多くいたカバルドン+ザシアンの並び意識です。ヌケニンザシアン対面を作った際にカバルドン引きを警戒すると択になるため、その中間択として日本晴れが強いと考えました。実際これで拾った試合は意外と多く、カバルドン以外にもキュウコンやバンギラス引きなども咎めることができました。
炎の牙ザシアンというポケモンも時折見かけましたが、ザシアンがヌケニンに有効打を持っているかは相手の立ち回りでおおよそ予測がつきます。その際は裏のサンダーに引いて静電気を発動させることでカイオーガによる処理が可能になります。
体感選出率3位
3.サンダー
持ち物 ゴツゴツメット
特性 静電気
性格 図太い
努力値 H204 B252 S60
実数値 191-×-149-145-110-128
技構成 ボルトチェンジ/暴風/身代わり/羽休め
調整意図
H…結果的な16n-1
HB…なるべく高く
S…準速ウオノラゴン抜き
カイオーガの相棒その2。
ゴツゴツメットという持ち物が本当に強く、カイオーガに対して襷で強引に突っ込むポケモンにとどめを刺す上で重宝しました。
Sラインをカイオーガとほぼ同じにすることにより、クッションとして動かしながらカイオーガで上から殴れるかどうかの判別をすることができます。
これが本当に強く、特に相手のサンダーを処理する際には重宝します。この環境ではサンダーの型がHB特化かCSの拘り持ちかのほぼ2択であり、まずHB特化であればカイオーガで上から処理して終わりになります。こだわり持ちの場合、サンダーとヌケニンに対して通すウェポンが無くなるため、サンダーの羽休めとヌケニンの守るを駆使して受けることができます。
静電気という特性は非常に強いですが、これに頼ると静電気が発動しない試合は負けということになってしまうので、単なる上振れ要素として考えるのが無難だなと感じました。
体感選出率2位
4.ナットレイ
持ち物 食べ残し
特性 鉄のトゲ
性格 生意気
努力値 HD252B4
実数値 181-114-152-×-184-22
技構成 ジャイロボール/叩き落とす/宿り木の種/守る
調整意図
HD…特化
カイオーガと言えばナットサンダーという思い込みで採用しましたが、正直微妙な枠です。
個人的にナットレイが嫌いというのもあるのですが、次にこの構築を使う場合は剣舞ガルド当たりを採用した方がまだ勝てるなと言う印象です。
しかし選出した試合ではほぼ全てで活躍してくれたのでなんとも言えません…
体感選出率5位
5.サザンドラ
持ち物 拘りスカーフ
特性 浮遊
性格 せっかち
努力値 A68 C188 S252
実数値 167-134-99-169-110-165
技構成 流星群/悪の波動/馬鹿力/蜻蛉返り
調整意図
A…性格補正なし252振りハピナスを馬鹿力2発で2連最低乱数以外確定。
C…悪ウーラオスを流星群+悪の波動で確定。
S…最速
相手の黒バドレックス軸に対しての対策として採用しました。
馬鹿力については、どうしても勝てないムゲンダイナハピナスに対して交換読みで打てば勝てると考え採用しました。実際それで勝つ試合も何試合かありましたが、終盤にかけて傘ハピナスよりも小さくなるラッキーが採用されるようになり、馬鹿力でラッキーを破壊できないようになってしまいました。
この枠も要検討枠ですが、黒バド軸にはめっぽう強いので採用価値自体はそこそこあるかと考えています。
選出率6位
6.ヤドキング(ガラル)
持ち物 黒いヘドロ
特性 再生力
性格 穏やか
努力値 HD252 S4
実数値 202-×-100-130-178-51
技構成 サイコショック/熱湯/瞑想/自己再生
調整意図
HD…特化
ここまでで重いウルガモス、サンダー、ムゲンダイナの対策として採用しました。
正直滅茶苦茶に強く、次この構築を使う際はまた採用したいなと思えるポケモンでした。
ただし、控えめムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲は受からないため、少し不安が残ります。
熱湯の枠はバンギラスやヒードラン意識での採用ですが、取り巻き次第でカスタマイズすることができる点も優秀だなと感じました。
体感選出率4位
【選出パターン】
体感半数の試合でこの選出です。
特にザシアン軸に対してはこの選出でほぼ全てに対応が効きました。
②カイオーガ+サンダー+@1
それ以外。ヌケニンが必要なさそうな場合は他4匹から適当に出します。
【まとめ】
まず結果についてですが、2000チャレを数回して全部落としました。俺が弱いです。
こんなに楽しいシーズンになるなら最終日に有給を取ればよかったと後悔しています。
なんて負け惜しみしてもしょうがないので、次こそは頑張ります。
来シーズンはまた別の使いたい禁伝がいるのでこの構築は使わないかと思いますが、オーガサンダーヌケニンの軸だけは本当に強いので良ければ使ってみてください。
(実は本来この構築は友人のまるがめぽけにぶん投げる予定の構築でしたが、試運転してみたら滅茶苦茶に強かったので自分の使う予定だった受けループをぶん投げてこっちを使っていました)
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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