PTコンセプトは添えるだけ

ポケモンが好き

漢は黙ってキノカミカイリュー 第23回カンポケ優勝構築

お疲れ様です。

もやしきのこです。

 

まず初めに、先日の第23回カントーポケモンオフお疲れ様でした。

リベラさんをはじめ、運営陣の皆様、対戦してくださった皆様、一緒に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

お陰様で心から楽しいと感じる最高のオフ会でした。

 

今回はそちらで優勝することができましたので、使用した構築をまとめていきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

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【PTコンセプト】

 

選出画面で特定のポケモンを見せつけることによる選出誘導。

その選出誘導によって対面性能の低いポケモンを選出させつつ、こちらからは対面的な試合展開を押し付ける。

 

具体的に言えば、「キノガッサとキョジオーン(受けポケ)で相手に胞子対策とキョジオーン(受け対策)を選出させつつ、こちらはカイリューハバカミで対面で殴り勝つ」という構築です。

 

 

【構築経緯】

 

今更ながら、カイリュー+ハバタクカミが最強ということを今月になって知ったので、そこから構築を開始。

それぞれの型は最近の構築記事で見かけた型を参考にしました。

特に龍舞とスケイルショットを両立したカイリューグライオン等にも強く使いやすそうだったので、カイリューの型は一貫して同じものを使用していました。

逆にハバタクカミについてはなかなかしっくりくる型が見つからず、少しずつ型を変更しながら潜りました。

 

しかし、カイリューとハバタクカミは両者ともに先発で投げるポケモンではないと感じているため、先発要員兼選出誘導要因としてキノガッサを採用。

ここまでで基本選出が完成しました。

 

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もうひとつの選出誘導要因として、キョジオーンを採用。

選出するつもりが全くなかったため、型は適当です。

 

この時点で相手のハッサムとブリジュラスに対する勝率が安定しなかったため、選出段階の圧力としてイーユイを採用。

こちらもまた選出するつもりが全くありませんでしたが、ウーラオスカイリュー入りに対して選出を日和るのが嫌だと感じたため、ニトチャとサイキネがある型で採用しました。

 

最後にオオニューラが重いと感じたため構築の見た目が良くなることも考えてサーフゴーを採用。

型は何でも良かったですが、最初で適当にぶち込んだスカーフがいい感じだと思ったのでそのまま続投しました。

いい感じに対して根拠は特にありません。

 

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しかしここまで組んで150戦程ランクマを回した結果、キョジオーンの選出誘導があまり勝利に直結していないということでした。

要因としては、キョジオーンが呼ぶ受け対策が「受けに特化した対策ポケモン」ではなく、「受けポケに気持ち強いポケモン」であることで、なんならキョジオーンなんて最初から出さないであろうという決め打ちで選出を決めてくる相手も思ったより多くいると感じました。

 

これらのことからキョジオーンを解雇。

ついでに自分が全然使いこなせていなかったイーユイも解雇しました。

 

代わりの選出誘導枠としてヘイラッシャとハピナスを採用。

ここまでで構築単位として思いポケモンがテツノカイナ、ハッサム、オオニューラ、コノヨザルだったため、サーフゴーの型をHBゴツメ型に変更して構築が完成しました。

 

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【個体紹介】

 

1.キノガッサ

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テラスタイプ ゴースト

持ち物 気合いの襷

特性 テクニシャン

性格 意地っ張り

努力値 AS252 B4

実数値 135-200-101-×-80-122

技構成 きのこの胞子/マッハパンチ/地ならし/岩石封じ

 

最強のポケモン

ほぼすべての対戦で初手に投げ、一匹以上は刈り取る。あるいは、相手のSを下げて裏のポケモンに繋げることが可能でした。

キノガッサを見ると対戦相手としては、胞子無効ポケモンで対面殴り勝つか蜻蛉返り等で胞子無効ポケモンに繋がる動きが基本になります。

実際の胞子無効ポケモンは、現環境においてオーガポンかサーフゴーくらいなので、この型であればその両方に対して有利に動くことが可能です。

他のキノガッサ対策として、ジャポの実を持ったハバタクカミやブリジュラスで対策してくる方も多くいました。

それらに対しては、胞子を打ってから地ならしでジャポの実を発動させて自主退場し、裏のハバタクカミが3分の2の確率で(最速起き以外で)起点にすることができます。

タネマシンガンが欲しいと感じる対面は全くと言って良いほどありませんでした。

確率的に不安定な技だと思っているので、採用しないことに越したことは無いと思います。

実際水ラオスはみんな蜻蛉返りで帰宅しますし、ディンルーとキョジオーンは一瞬で毒タイプになるし、ガチグマと対面する頃には襷まで削れていて真空波で処理されるのがオチです。

最速にすれば上からスケイルショットを打って処理してこようとするカイリューに対して上から胞子を撃つことができますが、岩石封じ+マッハパンチで炎オーガポンが落ちにくくなったりと、火力不足によるデメリットがあまりにも大きかったため意地っ張りでの採用です。

ラスタルは当初ありふれたゴーストだったのですが、あまりにもスケイルショットを打ってくる相手が多かったためフェアリーに変更しました。

 

 

2.ハバタクカミ

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テラスタイプ 水

持ち物 ブーストエナジー

特性 古代活性

性格 臆病

努力値 H4 B84 C164 D4 S252

実数値 131-×-86-176-156-205

技構成 ムーンフォース/シャドーボール/瞑想/身代わり

 

最強スイーパーその1。

キノガッサの先制技がマッハパンチである性質上、相手がキノガッサにとどめを指すポケモンはゴーストタイプであるハバタクカミになりやすい傾向があります。

その際カイリューを投げることは気が進まず、渋々このポケモンを投げることになります。

これらのことから、相手のハバタクカミになるべく上から瞑想を積むために最速で採用です。

お陰で瞑想ドレキ以外のハバタクカミにはほぼ対面勝てていたと思います。

テラスタイプは水ラオスハッサムパオジアン等を意識して水です。

CはD4振り水ウーラオスに対して等倍C+1ムーンフォースが100.0%から入るところまで振り、残りがBと体力の奇数調整です。

 

 

3.カイリュー

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テラスタイプ 鋼

持ち物 イカサマダイス

特性 マルチスケイル

性格 陽気

努力値 AS252 H4

実数値 167-186-115-×-120-145

技構成 スケイルショット/地震/竜の舞/アンコール

 

最強スイーパーその2。

こちらのカイリューカイリューミラーに絶対負けたくなかったため最速です。

その分火力が足りない寄りにギリギリだったためAも振り切りです。

アンコールはカイリューが積む上でも強い技ですが、この構築では裏のハバタクカミも積んだり身代わりを残したりするためにも強い技でした。

アイアンヘッドが欲しい場面も無かったと言えば嘘になりますが、ウェポンはスケショと地震で完結していました。

ヘイラッシャハピナスと並んでいるためか、思った以上にはアンコールが警戒されやすかったためアンコールは安易に打ってはいけない。

 

 

4.サーフゴー

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テラスタイプ 水

持ち物 ゴツゴツメット

特性 黄金の身体

性格 図太い

努力値 H244 B252 C4 D4 S4

実数値 193-×-161-154-112-105

技構成 シャドーボール/ゴールドラッシュ/電磁波/自己再生

 

日和って漢じゃなくなった時に選出する。

具体的には前述したテツノカイナ、ハッサム、オオニューラ、コノヨザルが相手の構築にいたときにキノガッサかハバタクカミと交換して選出する。

ほとんど使っていないため書くこともありませんが、絶対零度はよくないと思います。

 

 

5.ヘイラッシャ

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テラスタイプ 飛行

持ち物 食べ残し

特性 天然

性格 腕白

努力値 H252 B200 S36

実数値 257-120-179-×-85-60

技構成 ウェーブタックル/地割れ/身代わり/眠る

 

選出しません。

カンポケに向かう電車の中で「飛行テラス身代わり眠るがあればグライオンTODできるじゃん!!」とウキウキでテラスをフェアリーから飛行に変更しました。

本当に後悔しています。

クレベース等の物理受けではなくヘイラッシャを選んだ理由としては、サーフゴーと並べて鉄壁ブリジュラスを強く牽制しようとした意図があります。

実際どこまで抑制できたかはわかりませんが、選出時の圧力としては十分にあったかと思います。

 

 

6.ハピナス

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テラスタイプ ゴースト

持ち物 隠密マント

特性 自然回復

性格 図太い

努力値 H4 BD252

実数値 331-×-62-95-205-75

技構成 火炎放射/投げつける/瞑想/卵産み

 

選出しません。

個体は芋煮杯オフやヨウカンで使用していた個体をそのまま持ってきました。

ラッキーではなくハピナスを採用している理由ですが、選出画面で表示されるアイコンがラッキーよりハピナスの方が大きく、より強く主張してくれそうなのでハピナスです。

ハピラッシャを出せば勝っていたであろう対戦は何度かありましたが、それに味を占めて選出すべきではない対戦でも選出することは自分の中で明白でした。

そのため最後まで選出する選択肢は作りませんでした。

 

 

【選出パターン】

 

キノガッサ+カイリュー+ハバタクカミ

 

9割9分これです。

カンポケの予選から準決までも全部これでした。

最強です。

 

前述した通り、相手の構築にテツノカイナ、ハッサム、オオニューラ、コノヨザルがいたときにのみキノガッサかハバタクカミをサーフゴーに交換します。

しかし、慣れないことはするものではありません。

カンポケ決勝でもあの結果でした。

 

 

【まとめという名の自分語り】

 

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構築の使用感的なところを書くと、個人的には7世代の頃に散々擦ったゲンガーメガバンギエアームドの並びを彷彿とさせる構築でした。

 

…なんて昔話をしても知ってる人は少ないと思うので、その頃の構築記事を貼っておきます。

https://mysknk.hatenablog.com/entry/2018/05/15/120004

 

立ち位置的にはキノガッサがゲンガー、カイリューがメガバンギ、ハバタクカミがエアームド

初手の襷枠で対面勝つなり起点を作るなりしたら、裏の積みポケモンを押し付ける。

これを今になっても散々擦り倒している辺り、自分のプレイスタイルはここが一番性に合っているのかも知れません。

これにもっと早く気づければ9世代のレートはもっと楽しめていたかなとかも思ったり。

 

ちなみにこの構築はレートの方でも結構簡単にレート1900に行くくらいには調子良かったのですが、最終日にカンポケから帰ってきて光回線の工事立ち会いとWi-Fi環境の整備やらなんやらをし、気分転換に友達に誘われてAPEXをちょろっとやったあとはもう記憶がありません…

もちろん潜ったからと言って自分の満足する結果が出ていたかと言えば違うし、次の日は当然仕事があったためこれでよしとします。

もちろん来期も無理せず楽しむことを忘れずレートを頑張りたいと思います。

楽しむことを忘れてしまっては、なんのためにポケモンをやっているのかわからなくなってしまいますからね。

 

と思いきや、自分の構築を参考に2000到達している方がいらっしゃって驚きです。

掲載許可はいただきましたのでこの場でお祝いさせていただきます。

https://note.com/merebu3448/n/n007a68713386

正直本当にすごい…おめでとうございます!!

 

 

追加の自分語りですが、転職して土日祝日休みの人間になりました。

これからは土日を使って関東方面のオフ会も行きやすくなるはずなので、関東方面にも積極的にオフ会に行きたいと思っています。

(関西方面ももちろん行きたいな)

直近で言えば雷撃とか真皇杯の関東予選とかでしょうか。

 

あとカンポケの翌日に行くはずだったお茶の水の楽器屋巡りも近いうちに行く予定です。

ギターを弾くポケ勢とかいましたら一緒に行くのも楽しそうだなとか思ったり、でもゆっくり見たいから一人で行く方が楽しめるかなとか思ったり…悩ましいところです…

 

 

なんて語り続けてもしょうがないのでここまで。

改めまして、カンポケではありがとうございました。

また次のオフ会でお会いしましょう。

 

質問や間違いなどありましたらTwitter(@MMYYSSNAO)までお願いします。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。