PTコンセプトは添えるだけ

ポケモンが好き

ど忘れトゲキッスの調整案

こんにちは。もやしきのこです。

シーズン4お疲れ様でした。今シーズンも満足のいく結果は出すことができませんでしたが、構築の中で非常に使用感の良いポケモンがあったので、今回はそちらを紹介していきたいと思います。

 

以下常体。

 

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持ち物 弱点保険(選択枠)

特性 天の恵み

性格 臆病

調整 H244 B4 C4 D4 S252

技構成

エアスラッシュ

マジカルシャイン(選択枠)

・ど忘れ

・朝の日差し

 

ど忘れと朝の日差しを採用し、特殊ポケモンからの突破を困難にした。これらの技を採用するメリットとして、幾つか挙げる。

 

1つ目は、ミラーなどにおけるダイマックス(以下DM)ターンの枯らしである。現状、環境にいるトゲキッスの多くは素早さに性格補正をかけていない。そのため、この最速にまで振ったトゲキッスは、環境にいるほとんどのトゲキッスの上からど忘れを積むことができる。上からど忘れを積むことにより、例えC特化で命の珠を持ったトゲキッスのダイジェットでも、確定3発まで抑えることができる。これは、火力がダイジェットを上回るダイフェアリーを絡めた場合でも同様である。

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また、仮にC252振りのトゲキッスからど忘れを積む前にダイジェットを撃たれた場合であっても、急所を含めなければ次のターンに倒されることはない。例外として、C振りの命の珠を持ったトゲキッスからど忘れを積む前に攻撃された場合のみ、このトゲキッスが突破される可能性があるが、そのようなトゲキッスは環境に存在せず、存在しても限りなく少ない個体数であるため、考慮しないものとする。

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2つ目は、その他のDMポケモンに対するDMターンの枯らしである。代表的なものとしては、先日解禁されたキョダイマックス(以下KDM)ラプラスなどがある。

トゲキッスはその数値と技範囲上、裏のポケモンに交換することにより受け切ることが困難なポケモンである。そのため、多くのプレイヤーはトゲキッスのDMに合わせてDMを使用することで、数値による殴り合いを強いられる。実際、対戦相手にDMを使用されても殴り勝つ場合が少なくないことが、トゲキッスの持つ強さのひとつである。しかし、多くの場合において、殴り合い後のトゲキッスはHPを削られ消耗してしまう。

これは、KDMラプラスを相手する場合でも同様である。トゲキッスラプラスの対面がある場合、ラプラス側はDMを使用しなければ殴り負けてしまう。しかし、トゲキッス側もDMを使用して殴り勝てるかは、ラプラスの持ち物や調整次第である。

このような場合に、ど忘れによるDMターンの枯らしが有効となる。例えラプラスがCに特化し、命の珠を持ってキョダイセンリツを使用したとしても、上からど忘れを積むことにより朝の日差し連打でDMターンを枯らすことが可能である。

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その他の場合においても、相手が特殊アタッカーである限り、ど忘れを積むことにより、朝の日差しで受け切り、DMターンを枯らすことが可能である。具体的には、各種フォルムのロトムや特殊ドラパルト、特殊ギルガルドなどがあげられる。

 

3つ目は、上記2つに通ずる点があるが、こちらのDMの温存である。

ど忘れによる特防の2段階上昇は、つまり特殊耐久を2倍にするということである。これは特殊方面のみに焦点を当てれば、HPが2倍になるDMを使用することと同様の耐久を得ることができるということである。加えて、それが交換しない限り永続する。そのため、ど忘れの活用により、DMを使用する必要のない場面が発生する。これにより、更に有効な場面でのDMの使用を見込むことが可能である。

 

ど忘れを採用するメリットは以上である。

以下では構成の理由、選択枠の考察を行う。

 

 

初めに、数値の調整について考察する。上記のメリットで挙げたトゲキッスミラーを征すために、性格補正を含めた最速調整は必須である。また、H244振りについても、安定してど忘れを積む範囲を広げるために必須である。余りの努力値を4ずつBCDに振り分けた。Cに努力値を割いていないが、火力不足は耐久上昇による攻撃回数の増加によって補うことができると考える。

 

特性についても、エアスラッシュによる無限の勝ち筋はトゲキッスの持つ大きな長所であるとして確定とする。

 

持ち物については、選択枠としている。弱点保険を採用するメリットは、ど忘れを絡めた受け切りを行う中で負け筋となる急所を、火力上昇によって通常以上に避けることができる。しかし、発動機会が予想以上に少ないと感じたため、混乱味やラムの実、王者の印なども候補に入る。

 

技構成については、メインウェポンとなる「エアスラッシュ」、コンセプトとなる「ど忘れ」と「朝の日差し」を確定枠としている。「マジカルシャイン」の枠を選択枠としているが、これは「大文字」か「火炎放射」の炎技との選択になる。

これらは単純な攻撃範囲の違いである。「マジカルシャイン」は、パッチラゴンやドサイドンなどに対する有効打として。炎技はドリュウズギルガルドなどの鋼タイプに対する有効打としてそれぞれ有効である。

これらの選択はPTによってカスタマイズすることが好ましい。

 

以上が、ど忘れトゲキッスの考察である。

 

 

以下敬体。

 

ここまでで質問や誤字の指摘などあれば、Twitter(@MMYYSSNAO)までよろしくお願いします。

使っていて少しクセが強い所がありますが、メタ的要素として非常に強力なポケモンなので、試しに使ってみていただけると嬉しいです。

4月から社会人としての生活が始まりますが、シーズン5も頑張ります。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。