こんにちは。もやしきのこです。
剣盾S16お疲れさまでした。
久しぶりのブログ更新のような気がしますが、今回もまたシーズンを通して使用していた構築をまとめていきたいと思います。
よろしくお願いします。
【PTコンセプト】
今回のコンセプトは自分が7世代から愛用している受けループ偽装構築です。
受けループ偽装とは何ぞやという方に簡単に説明すると、「通常耐久の高いポケモンを使用し相手の攻撃を受け切り、負けなければ勝てるという思考の受けループだと見せかけ、相手の思考の外から勝ち筋を通す構築」と言えばよいでしょうか。
もし更に説明が必要だという方は、7世代のものですが別の記事でまとめているため、そちらを読んでいただければと思います。
URL…https://mysknk.hatenablog.com/entry/2018/05/24/124012
【構築の経緯】
受けループ偽装を組む上で、自分の中では竜舞バンギラスと砕ける鎧エアームドは必須のポケモンだと思っています。そのためまず、この2匹は確定としました。
次に禁止伝説枠ですが、一般的に受けループに入っている禁止伝説はイベルタルかムゲンダイナの二択でした。
しかし、イベルタルについては環境にいる方のほとんどが命の珠持ちのアタッカー型で面白くないと思いました。逆にムゲンダイナについては、耐久型が多くを占めていながらもアタッカー型が意表を突くことができ強力であると考えました。
これにより、ムゲンダイナが確定となりました。
また、ムゲンダイナ入りの受けループについてですが、このような構築は他で結果を出されている方が何人かいらっしゃり、その多くがの並びまでが固定となっています。実際、ヌオーとラッキー(ハピナス)はザシアンやカイオーガなどを考慮すると必須のポケモンです。
これは受けループ偽装でも同じで、アタッカー型のポケモンばかりで固めてしまうと相手の高速高火力のポケモンに対するストッパーがどうしても不在になってしまうので、対策が必要になります。
これらのことから、普通の受け枠としてヌオーとハピナスを確定としました。
最後の補完枠については非常に難しく、かなり迷走してしまいましたが最終日にやっと眼鏡ヤドランがしっくりくると気づきました。正直本当に、もっと早く気づけていれば結果も変わっていたかもしれません。
【個体紹介】
1.ムゲンダイナ
持ち物 こだわりスカーフ
特性 プレッシャー
性格 臆病
調整 H60 B4 C252 D4 S188
実数値 223--116-197-116-191
技構成 ダイマックス砲/ヘドロウェーブ/火炎放射/シャドーボール
調整意図
H-B 補正無しA252振り霊獣ランドロスの地震を乱数上ふたつを切り耐え。
C ぶっぱ。H4振りガラルヒヒダルマを火炎放射で確1。
D 余り。
S S+1最速エースバーン抜き抜き抜き抜き。
相手の意表を突くアタッカー兼、ストッパー枠です。
前期では臆病CS命の珠という型で使用しており、それはそれで小回りが利いて使いやすかったのですが、出せない試合もいくつかあったとを考えた結果、スカーフでの採用になりました。
他の型の記事でも書かれているであろうことですが、この竜王戦ルールは禁伝枠の選出率を限りなく100%に近づけることが選出のパワーを高める上で非常に重要になります。その上で選出率の上がる結果になったスカーフ採用はかなり正解だったのではないかと思います。
運用方法としては、基本的には初手投げで安定します。普通の受けループに入るムゲンダイナはほとんどが悪ウーラオスを受けるためにHB振りの耐久型です。それに対し火力の高いスカーフ型はほとんど警戒されていなかったように感じます。
初手で多くポケモンではランドロスがありますが、相手視点で考えるとエアームドで受け出しということが予測されるとダイマを切ってダイアースはかなりリスキーになるため、ほとんどがステロか剣舞をしてきます。こちらとしては、ダイアースを打たれない限り素地震はほとんど耐える調整なのでダイマックス砲がかなり安定します。
また、相手が黒バドレックス軸の場合は黒バドの初手投げがかなり多くなります。これは黒バドの性質上受けだしがほとんどできないためですが、そこに上からのシャドボで確1にすることができます。
他にもガラルヒヒダルマがほとんどの試合で初手に投げられましたが、それらはすべてスカーフで上から殴れると思っているので火炎放射で確1にできました。Dに厚く振っているヒヒダルマなら耐えられてしまいますが、そのようなダルマは1体も見受けられませんでした。
文句なしの最強ポケモンです。
体感選出率1位
2.バンギラス
持ち物 食べ残し
特性 砂起こし
性格 陽気
調整 H140 A116 S252
実数値 193-169-130-×-120-124
技構成 岩雪崩/地震/身代わり/竜の舞
調整意図
H 16n+1 身代わりがドヒドイデの熱湯確定耐え
A 余り
S 最速
相棒枠。
相変わらず7世代から技構成も変わっておらず、書くことがありません。
メガシンカを失い、舞ってもエースバーンを抜けないのが玉に瑕ですが、十分すぎる活躍を見せてくれました。
体感選出率2位
3.エアームド
持ち物 弱点保険
特性 砕ける鎧
エアームドの調整については、後日別の記事で説明させていただきます。
記事が書き終わった際にはこちらにもURLを貼っていきますので、もし気になる方がいれば少々お待ちください。
URL… お待ちください。
使用感だけこちらに書くと、7世代の頃の砕ける鎧エアームドとは全く異なり、扱いが非常に難しいポケモンでした。
7世代と比較すると、持ち物がヒコウZから弱点保険になり、さらにダイマックスによる能力上昇、そこに既存の剣の舞、砕ける鎧という特殊な能力ランクの変化によって、1ターンに能力ランクがオニゴーリのように行ったり来たりします。その分うまく使ってあげれば相当強いポケモンなのですが、プレミなく扱うのが本当にむずかしいです。
ちなみに、この構築の中ではっきりとミミッキュ対策といえるのはこのポケモンでだけなので相手の構築にアタッカーであろうミミッキュがいた場合は選出が確定します。
体感選出率3位
4.ヤドラン
持ち物 拘り眼鏡
特性 再生力
性格 控えめ
調整 H116 C252 S140
実数値 185-×-130-167-100-68
技構成 波乗り/サイコショック/草結び/トリック
調整意図
H 余り。
C なるべく高く。特化。
S 無振りカバルドン抜き。
最終日に土壇場で採用したポケモンです。
ここの枠はカバドリュ対策の枠で尚且つ受けループを崩す役割を担う予定だったのですが、なかなか当てはまるポケモンが見つけられていませんでした。
しかし、このS振りヤドランは相手のカバルドンをHD特化でもない限り波乗りで確1をとることができ、相手の思考の外から数的有利をとることができます。おそらく最終日だけでも10匹近くのカバルドンを吹き飛ばしてくれました。
我儘を言えば、上記の条件に加えて悪ウーラオスより早くてサンダーにも強いみたいな条件でしたが、さすがにそこまで上手いポケモンはいませんでした。
また、草結びはラグラージやガマゲロゲ、ヌオーに対しての崩しになるがけではなく、ザシアンラプラスのザシアンに対して草結びを打つと裏のラプラスのHPをごっそり持っていくことができます。
トリックはサイコショックと合わせて受けループのラッキーを崩せるかと思いましたが、あまりうまくいきませんでした。しかし、物理アタッカーから珠などを奪い火力を削ぎ落しつつ技を固定させ、裏のバンギやムドーの起点にする動きも何回かあったため柔軟に使える枠なのではないかと思っています。
努力値などはまだ粗削りですが、非常に使用感の良い型だったため竜王戦ルールが終わっても調整して使い続けたいと感じました。
体感選出率6位
5.ハピナス
持ち物 万能傘
特性 自然回復
性格 穏やか
調整 H4 B252 C4 D116 S132
実数値 331-×-62-96-187-92
技構成 マジカルシャイン/瞑想/身代わり/卵産み
調整意図
H 奇数調整。
B なるべく高く。
C 端数。
D C+2補正無しゼルネアスのムーンフォースが確定3発。珠C特化カイオーガのダイストリーム(威力150)が確定3発。
S 余り。なるべく高く。
上記した4匹のアタッカーでは対応しきれない特殊アタッカーに対するストッパーです。
技構成としては、瞑想カイオーガも受けられるように瞑想。急所や状態異常、一撃必殺対策としての身代わり。回復手段としての卵産みまでは確定として、ウェポンがかなり悩まされました。おおよそアシストパワー、火炎放射、トライアタックの中から選択だと思っていたのですが、最終日まで完全にマジカルシャインの存在を忘れていました。
マジカルシャインで確定とする理由としては、無効にするポケモンがいないこと、ウーラオスに対しての大きな打点になるということがあります。
一時期はそのウェポンを指を振るにして、ほしい技が出るまで振ればよいと考えていたのですが、カイオーガの前で突然爆発して負るという経験をしてから、指を振るは絶対に採用しないと心に誓いました。
体感選出率4位
6.ヌオー
持ち物 ゴツゴツメット
特性 天然
性格 腕白
調整 HB252 D4
実数値 202-105-150-85-86-49
調整意図
H-B 特化。
D 余り。
特に何も言うことのないゴツメヌオーです。
ウェポンは地震と自己再生さえあれば最低限の性能は保てるのですが、今回は受けの範囲を広げるための蓄える。処理速度が遅いヌオーの火力を高めてTOD負けを減らすグロウパンチが使用感としてはとても良かったです。というか、現環境ではこれがほぼ結論のような気がしています。
体感選出率5位
【基本選出】
基本的に相手の構築を見てこの3匹が投げられる場合はこれで行きます。理由はなるべく相手の上から動くことで、急所や追加効果などの試行回数を少なくするためです。
この選出が難しい場合は、重いポケモンに合わせてバンギラスかエアームド、もしくはその両方を他の3匹で補っていく形になります。
【まとめ】
構築の説明については以上になります。
ここまでで間違いや質問などありましたら、Twitter(@MMYYSSNAO)までお願いいたします。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。