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攻撃的バンギムドーのすゝめ

こんにちは。

今回は自分が普段から愛用しているバンギムドーの並びについてです。

最近ブログなどを見て同じような並びを運用したいと考えている方などに運用方法などの質問をよく頂くようになったため、こちらでまとめていきたいと思います。

 

少し長くなってしまいましたが頑張ってまとめたので最後まで読んでいただけると幸いです。

 

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(サムネ用)

 

 

【個体について】

 

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メガバンギラス

種族値(メガ前) 100-134-110-95-100-61

種族値(メガ後) 100-164-150-95-120-71

 

性格 陽気

努力値 H204 A52 S252

実数値(メガ前) 201-161-130-×-120-124

実数値(メガ後) 201-191-170-×-140-135

 

特性 すなおこし

持ち物 メガストーン

技構成 岩雪崩 地震 身代わり 竜の舞

 

 

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エアームド

種族値 65-80-140-40-70-70

 

性格 意地っ張り

努力値 H20 A252 B4 D4 S228

実数値 143-145-161-×-91-119

 

特性 砕ける鎧

持ち物 ヒコウZ

技構成 ブレイブバード アイアンヘッド 挑発 剣の舞

 

 

【攻撃的バンギムドーの魅力について】

まず初めに、基本的にバンギムドーという並びを一見すると、受け構築に用いられる並びを連想する方が大半だと思われます。今回紹介するバンギムドーはそのような受け身になる構築ではなく、その固定概念を利用し選出段階での意表を突くこともできる非常に攻撃的な並びであることを理解していただきたいと思います。

そしてこの並びの最大の魅力としてそれぞれの抜き性能の高さももちろんですが、両者の対応できない範囲を補い合うシナジーの良さがあげられます。例えばバンギラスのストッパーとして投げられるランドロスエアームドで、エアームドのストッパーとして投げられるサンダーをバンギラスで起点にというように、お互いのストッパーになってしまうポケモンがいたとしてももう一方で起点にすることができます。お互いの補完が取れた並びはほかにも沢山ありますが、このバンギムドー以上に綺麗な補完が取れた積みエースの並びは他にないと自負しています。

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参考画像

 

 

【調整・技構成について】

バンギラスについては他のブログでも説明はしてありますが、エアームドの苦手な高耐久ポケモンを起点にしやすくするために身代わり竜舞型になっています。ウェポンについてはより範囲が取れるように岩・地面の2種類で組み合わせてあります。メインウェポンである岩技については岩雪崩とストーンエッジからの2択ではありますが、PP・命中率の面で岩雪崩の方が優れているため確定としています。30%の怯みも無限の勝ち筋に繋がりやすく非常に優秀です。ストーンエッジを当てられる自信のある方は雪崩で妥協せずとも大丈夫だと思います。

この構成に伴い、身代わりが砂嵐補正込でC1段階上昇ポリゴン2の冷凍ビームを確定で耐える調整になっており、1度の竜舞で最速130族抜き、余りをAに振っています。

エアームドについては砕ける鎧剣舞型で物理ポケモンに後出ししていくことにより抜き性能を高める型になっていますが、以下の記事でより詳しくまとめているためここでは省略させていただきます。

 

→くだけるよろいエアームドの調整案(改案)

http://mysknk.hatenablog.com/entry/2019/01/16/164200

 

それぞれの技構成や調整は個人的に上記でほぼ確定だと思っており、以降の説明もこの構成を基軸に進めさせていだきます。変更の余地があるとすればバンギラス努力値についてですが、Hに努力値を252振ると地球投げによって身代わりが破壊されなくなりアーゴヨンの悪巧み流星群Zを耐える可能性も高くなります。しかしこれ以上Aを削るのは躊躇われるため、ここのラインだけは個人で選択という形が好ましいと考えます。逆に耐久を削りAに振ることも選択肢のひとつとして十分に考えられるでしょう。

 

 

【運用方法について】

基本的にこの並びにおける勝ち筋は主に3つ存在します。

ひとつはバンギラスエアームドそれぞれの対面性能で勝つことをひとつの勝ち筋としています。

もうひとつはバンギラスの竜の舞による抜き性能で削りきること。

そして最後はバンギラスで勝つことのできないポケモン、具体的にはランドロスギャラドスナットレイハッサムetc…に対してエアームドを繰り出すことにより砕ける鎧を発動させて裏のポケモンを高いSで削りきることです。

 

これらの基本的な勝ち筋から察せられる通り、この構築は基本的に積みリレーのような運用方法になります。しかしバンギラスエアームドは元よりタイプ相性の面でも優れているためタイプ受けなどを駆使したサイクル構築のような扱いも可能です。その場合エアームドももちろんですが特にバンギラスのHP管理が重要になってくるため、どのようにゲームメイクするかによって扱いが非常にシビアなものになってくると考えられます。

加えて、詳しくは後に説明しますが初手に投げるポケモンについては対面性能の高いポケモンが好ましいとしており、バンギラスエアームドについてもそれぞれ対面性能の高いポケモンになっているため、対面構築における考え方も必要になります。

それぞれの考え方については下記の図で簡単にではありますがまとめてあるのでご覧下さい。

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よりプレイヤー側の目線で言えば、初手に投げるポケモンで対面的な動きをすることにより裏にいるバンギムドーの負担を減らしつつ相手の構築から何が選出されたのか2匹以上確認し、そこから相手の裏にいる3匹目を予想することでバンギムドーのどちらを通せば勝利に繋がるか、それともサイクル戦になるのかを予想します。もしその時点で立てたプランが叶わなかったとしてもそれぞれの補完が良いため裏にいるもう片方のエースで削りきる勝ち筋が残りやすくなります。

 

 

【苦手な相手について】

メガメタグロスメガルカリオバシャーモ

これらについてはバンギムドーの2匹とも上から殴られる可能性が高く、竜舞を積んだり砕けていても先制技や加速により止められてしまうことが多くなります。そのためバンギムドーで対応するには好ましくありません。

 

高耐久物理受け

バンギラスエアームドが2匹とも物理技をウェポンとしているため、エアームドの挑発、バンギラスの竜舞ガン起点にすることによりほとんどの物理受けは突破可能ですが、鉄壁ヤドランのような物理耐久を上げる積み技を持つポケモンについては突破が非常に困難になります。

 

バンギムドー両方にストッパーを持つ構築

具体的に例を出すとカバルドン+テッカグヤのように、カバルドンバンギラスを、テッカグヤエアームドをHP満タンからであれば完全に止めることができます。いくつかのサイクルを回し片方を削りきることができれば突破は可能な上、必ずしも両方のストッパーを選出されるとは限らないため絶対に勝てないという訳ではありませんが基本的に相手をするのは好ましくありません。

 

高い数値の水タイプ

バンギムドーのどちらかで舞った状態から高火力を押し付けるのであれば対処は簡単ですが、対面から逆に高火力を押し付けられてしまう場合、バンギムドーの2匹には水技が一貫しているため対処が難しくなります。水Zゲッコウガなどがその最たる例に当たります。

 

 

【相性の良い補完について】

バンギラスエアームドの2匹を選出する場合、シングル63ではもう1匹選出する必要があります。先程も軽く説明した通り、その枠については初手で繰り出す対面性能の高いポケモンが好ましいと個人的に考えています。その理由としては、バンギムドーのHP管理がかなりシビアである点が挙げられます。単純に起点を作ってからバンギムドーで2対3の対戦をしても勝つことはままありますが、それぞれの負担を減らす為にも初手のポケモンでなるべく1:1交換以上、しいては削りを入れることでバンギムドーの抜き性能を上げると共にHP面での負担も軽くすることが可能になります。

 

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ちなみにこの枠についてはバンギムドーが物理を基本とするポケモンであるため、物理受けで詰まないためにも特殊ウェポンを主にするポケモンが好ましいと考えます。

ここまでの内容で具体的な説明をするために、私が今まで使ってきた中で使用感の良かったポケモンをいくつか上げさせていだきます。

 

①CS襷ゲンガー

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範囲の広いウェポン、凍える風による対面性能、それに加えて鬼火による後続のサポートもこなしてしまう神。

 

②HBD混乱実ボルトロス

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ゲコミミなどにも強く、対面性能も然る事乍らボルチェン後のクッション性能においても優秀でした。

 

③AS襷カミツルギ

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苦手な水タイプやカバルドンなどにも強い枠として非常に機能しました。

 

このように様々なポケモンを試しましたがそれぞれ良い点悪い点があり、必ずしもこれ!というものは決まっていません。そのためこの枠はPTの他のポケモンと組み合わせることも加味し色々試していただければと思います。

 

 

【相性の良い取り巻きについて】

ここまでバンギムドーについて粗方の説明をしてきましたが、当然バンギムドーはそこまで万能ではなく、出すには相性が悪い相手が存在します。

特に「苦手な相手について」の中で①に当てはまるメガルカリオメガメタグロスバシャーモ、これらが相手の構築に採用されている場合は相性が悪く勝率もあまり期待ができないためバンギムドーを選出することをお勧めしません。そのためこれらをバンギムドーの他で対策しなければなりません。

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もちろんこれらについての対策方法は好みの問題であるためこの場では深く考察はしませんが、これらはそれぞれ対面構築で採用されやすいポケモンであるため、対面構築に強い受けサイクルのような軸で対策することで受け構築に見せかけやすくなり、勝率を上げることができた印象です。

 

 

【最後に】

いかがだったでしょうか。

自分の書ける情報は全て書き切ったつもりなので、これを読んで少しでも今回のバンギムドーに興味を持ってくれる人がいてもらえたら幸いです。

 

質問や誤字などあればTwitter(@MMYYSSNAO)までよろしくお願いします。

名前を出したくない場合は質問箱に入れていただいても構いません。

 

それではここまで読んでいただきありがとうございました!