お久しぶりですもやしきのこです。
まず初めにシーズン9お疲れさまでした!
期間中レートで当たった皆さん対戦ありがとうございました!
今回は前々シーズンあたりから使っていた構築がやっと結果を出せたということで、その紹介をしていきたいと思います。
サブROM欲しい欲しい言って全然準備できてないため今回もTNクソマッシュROM1本で特攻してました。
【PTコンセプト】
今回使用した構築は受けループ偽装構築です。
以前紹介した半偽装受けループにおいて基本選出のひとつだったゲンガーバンギムドーの並びはほとんどそのままに、その取り巻きを
・汎用性を保つ
・苦手どころに強くする
・柔軟な選出ができる
・選出段階で受けループに見える
という条件のもとに組み直しました。
半偽装受けループの記事はコチラ↓
http://mysknk.hatenablog.com/entry/2017/08/29/235913
【構築の経緯】
前提条件として、自分が偽装しようとした受けループは下の画像のような比較的よく見かける形のゲンガーグライオンラッキードヒドイデエアームドバンギラスの並びです。
この構築に偽装するにあたりゲンガーバンギムドーの枠は埋まっているとして、グライオンドヒドイデラッキーにあたる枠をどうするかというのが課題でした。
初めにドヒドイデの枠ですが、ヤドランなどに入れ替えるという選択肢もありましたが、その場合環境トップメタであるミミッキュやゲッコウガに対して構築単位でかなり薄くなってしまうと考えたため、他のポケモンには入れ替えませんでした。
またその調整や技構成についても、HB特化の熱湯再生黒い霧@1の型にしなければミミッキュに対して安定しないと考えたためほとんどテンプレのような型になっています。
次にグライオンの枠は、その性能を見ても代用の効かない唯一無二の性能を持つため偽装をする上で他のポケモンに入れ替える訳には行きませんでした。
その上で型の選択肢として出てくるのは剣舞型・みがまも型・襷ステロ型等でしたがPT単位で重いメガメタグロスやギルガルドに対してステロを撒いて少しでも削っておかなければメガバンギラスのA1↑地震を耐えられてしまうため、ステロ搭載型になりました。
しかし襷はゲンガーが既に持っている上、カバルドンによる欠伸展開を止めたいという考えでなるべく相手の攻撃を1発は耐え、確実にステロだけでも撒くことができるHDポイヒグライオンとなりました。
最後となるラッキーの枠ですが、ラッキーハピナスではどんな型を採用してもしっくり来ず最後まで悩んでいました。それもそのはず、ここまで組んで重い構築と言うのはメガメタグロス軸、メガルカリオ軸、キノガッサ等でしたから物理耐久のないラッキーハピナスなどに務まるはずもありません。
そんな時現れた救世主がこの子。
草食スカーフヌメルゴンです。
この子なら特性で胞子を無効にし、早い鋼ポケでも上から大文字で叩くことが可能です。
また、ねむねごヌメルゴン入り受けループの存在もありラッキー枠をヌメルゴンにすることで偽装がバレるということもほとんどありませんでした。
と、こんな感じでメンバーが決定しました。
【配置について】
例の如くゲンガーを左上に置くことでメガゲンガー入りの受けループに見せられたらという具合です。
それくらいですがこれが結構大事だったりします。
【個体紹介】
性格 臆病
調整 CS252b4
実数値 135-×-81-182-95-178
前回の構築と変わらない襷ゲンガーです。
プレイング面での違いとしては、今回の構築はラッキーがいないためぱっと見テテフを止めるポケモンがおらず、相手のPTにテテフがいる場合体感8割程の確率で初手投げされました。その上現環境のテテフの型はみんなメガゲンガー意識の調整をされているためか初手で対面した場合その殆どが突っ張って来てくれます。しかしこの子は襷持ちなためスカーフであれば一発耐えてヘド爆で吹き飛ばし、耐久振りまたは襷でも上から2回殴れるテテフ絶対56すマンなため、初手から数的有利を取ることが多かった印象です。
体感選出率4位
性格 陽気
調整 AS252b4
実数値(メガ前) 175-186-130-×-121-124
実数値(メガ後) 175-216-170-×-141-135
こちらも以前とほぼ変わらないメガバンギラスです。せめて言えばメインウェポンをストーンエッジからいわなだれに変更しました。
とあるオフで相手のラティアスをガン起点にしたにも関わらずエッジを外しまくり、挙句の果てにはエッジのPPが無くなり有効打が無くなり泣く泣く降参したことがきっかけです。
実際これは正解で、エッジに比べると雪崩は威力こそ劣るもののPPの多さの怯みという追加効果がとても優秀でした。
何やかんや言いますがつまり火力が足りないならば怯ませればいいんですね。
体感選出率1位
性格 意地っ張り
調整 h20 A252 b36 d4 S196
実数値 143-145-165-×-91-115
こちらも前回より続投ですが、調整と技構成を変更しました。
まず努力値を耐久から少し削りSを伸ばすことでS1↑した準速100属を抜けるようにすることで突然のスカーフやバシャーモに怯える必要が少なくなりました。
次に前回いわなだれだった枠をメガメタグロスギルガルド意識で辻斬りに変更しました。それ以外にはほとんど打ちませんでしたが他3つの技が強力なためこの枠はなに変えてもあまり使わないですね。
3タテをキメた数はきっとバンギラスより多いです。
ちなみに耐久を削りすぎた結果、ミミッキュの剣舞シャドクロZで確1という悲しみを抱えてしまいました。
体感選出率3位
性格 臆病
調整 h12 b36 C252 d4 S204
実数値 167-×-95-162-171-138
本構築の救世主、スカーフヌメルゴンさんです。
調整はネットに昔書かれたちょうどいいものがあったので拝借しました。CSベースのA特化キノガッサのテクニマッパ確3調整だったはずです。
メガルカリオを上から吹き飛ばしたりカバルドンを凍らせたりZ使用後のジャラランガを上から吹き飛ばしたりと素晴らしい活躍っぷりでした。
しかし技の命中率が不穏で、実際よく外すため使うたびに毛根の消費が激しいポケモンでした。
特にドヒドイデと組ませて初手に投げ、不意の抜群技で数的有利を作りつつ、裏のドヒドイデに引いて起点にならないようにするという動きが強力。
また問題のメガメタグロスに対しては大文字が8割程した入らないため後述するドヒドイデのゴツメでいい具合に削ってから突破という動きが必要でした。
体感選出率2位
性格 図太い
調整 HB252d4
実数値 157-×-224-73-163-55
特に書くことのない普通のドヒドイデです。
せめて言えば削り重視で黒いヘドロではなくゴツメを持たせています。
立ち位置的にはスタンパで言うクレセリアみたいなもので、よく起点にされるため積極的に交換読み交換を決める動きが必要でした。
オニゴーリ軸に対しては初手で投げて毒菱を警戒して交代してきたオニゴーリに対して毒々を入れるムーブがなかなかよかった印象です。
性格 慎重
調整 H212 D252 b44
実数値 177-115-151-×-139-115
調整自体は普通のHDグライオンです。
技構成はメインウェポンの地震、裏の抜き性能を高めるステルスロック、カバルドンに好きにさせないのと起点回避のための挑発、後ろから出てくる飛行タイプなどに刺さる岩石封じとなっています。
この構成の副産物として受けループなどに対して非常に強い駒としての運用も可能でした。
しかしシーズン後半になると耐久の高いメガメタグロスなどの増加によりこの構築におけるステロを撒く恩恵が小さくなってしまったので選出率は下がってしまったのが少し悔やまれます。
【運用方法】
基本選出などは特にありませんが、タスキ+メガ+Zと選出できるゲンガバンギムドーの並びは非常に強力でそのパターンが一番多かったかなと思います。
もちろん他の選出も弱いわけではなく、ヌメルゴンドヒドイデで相手のPTを削った後にバンギorムドーで全抜きみたいな動きは対面構築やカバマンダガルドなどの構築によく刺さりました。
選出後のプレイングとしては選出誘導の強い受けル偽装を使う強みである、「相手はこちらのPTの型をなかなか予想できないがこちらは相手のPTの型をある程度予想できる」という情報アドを生かして相手のPTを掻き乱すことができれば勝ちに待って行きやすいと思いました。
しかし今シーズンは特にメガメタグロスやジャラランガなど構築単位で重いポケモンが増えたため、相手のエースが展開される前にこちらのエースを展開させ、こちらのペースをそのまま押し切るような動きをしなければならない試合が多かった気がします。
【総括】
シンプルに長い間煮詰めていた構築で自己最高レートを更新できたことがめちゃくちゃ嬉しいです。
完熟オフで使ったのを最後に記事にまとめてもう使わなくていいとも思った頃もありましたが粘った甲斐があったなと思います。
それとQRレンタルPTも作ってみました。使っていて本当に楽しい構築なので試しに使ってみてもらえたら嬉しいです!
QR→ https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-659F-44C6
最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
ポケモン友達たくさん欲しいのでTwitter(@MMYYSSNAO)もフォローしてもらえたら飛んで喜びます|´-`)チラッ
(念の為証拠画像)